100 年の歴史を持ち、独特の「風」の着物を染める一真工房。守るべき着物の心を表現。
「本物」をテーマに、世界に一つの小物を、着物作家と共に染める工房体験です。
講師:風彩染 一真工房 四代目 加藤 洋平
日時:3月31日(土)・4月1日(日)
1回目10時〜(120分)
2回目13時〜(120分)
3回目15時〜(120分)
※早い方で、一時間程度で出来ます。
定員:10名
会場:旧本館2−N
※同会場で一真工房の作品も展示。
持ち物:特になし。
参加費:ハンカチ1,000円・扇子3,000円〜
申し込み:事前申し込み制
(お申し込み先、お問合せ先は「詳細はコチラ」をご覧下さい)
ワークショップお申し込み・お問合せ
TEL : 075-431-6469 ECHO TOUR事務局(アニュアルギャラリー内)
MAIL : echotour.kyoto@gmail.com
※お申し込みの際は、「お名前・ご連絡先・希望日・希望回」をお知らせ下さい。
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311。911。様々な悲しい出来事の中、最期に伝えられた言葉の多くは悪態や恨み言ではなく、大切な人への「愛の言葉」だったと聞いています。
この工房体験のテーマは、「伝える、伝わる」です。
一真工房は、本物の作品が、何も言わずとも、その心が伝わることを知っています。
どんなに量産品が増え、その波が着物業界にまで押し寄せようと、また、着物作家の中でも「作品」でなく「商品」を創る作家が増えても、「本物を伝えなければならず、また、本物は伝わる」ことを信じています。
その想いを込めて、世界に一つの小物を、作家と共同作業で創る工房体験を今年も開催いたします。
創れるものはバッグ・巾着・袱紗・ネクタイ・扇子・ハンカチ・ポーチです。
そして、今回のテーマに沿って、今までには無かった「プレゼントに添えて使える小物」も創れるようにしました。
一真工房では、お客様に柄を描いて頂き、職人が、その絵に合わせて、お客様一人一人に感じた「風」を、図案から色合わせまで、完全オリジナルで染めて製作いたします。
(染めるのは、後日工房となります。見学も可です。)
絵付けの工房体験は、一般的に、何らかの型紙を使って、お客様に染めて頂くものが多いです。
一真工房では普段は型は使いませんが、工房体験では型紙を使い、お客様に、失敗無く、美しく仕上げて頂きます。
ただし、型紙の種類は30種類。
そして、全てに、「いわれ」を書いたカードをお付けいたします。
お花や小道具、ファンタジーまで、様々な方が楽しんで頂ける図案が揃っています。
皆様が一生懸命染められた柄に、どんな風が吹くのか。
そうして創り上げたものは、間違いなく世界に一つです。
この工房体験の他に、着物展示やお出かけ会の案内等もございます。
「伝える、伝わる」のうち、半分は、皆様しだいです。
どうぞ、「本物」を感じにおいでくださいませ。
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風彩染(一真工房四代目加藤洋平)
【経歴】
現在100年以上続く、着物工房。
デザインから仕上げまで一貫して行う、京都でも珍しい工房。
独特の技術「風彩染」と、緻密で個性豊かな作品を、魂を込めて送り出し続ける。
--主な賞歴・メディア関係--
○ NHK紅白歌合戦、中村美律子衣装『桜吹雪』を創作。
○○通産省地方振興補助金事業にて、京都府加悦町に
○ 『振袖 千年椿』を創作。文化博物館に永久保存。
○○日吉ミミ33周年コンサート『遊行砂漠』作成
○○米倉涼子『黒革の手帖』にて、『ローマ水道』着用
○○第13回京手描友禅作品展
○ 伝統的工芸品産業振興協会会長賞」「京会賞」
○○第14回京手描友禅作品展
○ 「伝統的工芸品産業振興協会会長賞」「京都府知事賞」
○○第15回京手描友禅作品展
○ 「京都新聞社賞」「京都市産業技術研究所長賞」
○○ 第16回京手描友禅作品展
○ 「京都商工会議所会頭賞」
--四代目 加藤洋平--
「風彩染」という独特の技法を持ち、100年以上続く着物工房、「一真工房」の若き四代目。京都で一番若い着物作家。
伝統の技、風彩染を大切に、心を揺さぶる「これからの着物」を創り続ける。
1981年 京都に生まれる。工房で育ち、工房をベースに様々な旅を続ける。
2004年 同志社大学卒業。在学時は、京都教育委員会直轄ワーキングコーラス会長を務める。
2008年 週刊少年ジャンプにてストーリーキング賞を受賞。
2008年 三月の京都手描友禅作品展に2007年より毎年出展。独特の世界観が大きな反響を呼ぶ。
2009年 東京ビッグサイト・原宿ラフォーレにて洋服を発表。
『装苑』掲載。「装苑賞」受賞者との作品が話題を呼ぶ。
2010年 京都府庁秋の一般公開にて工房体験を開催。
2011年 着物京都覗き『RO-JI』を定期的に開催。
京都の様々な場所を使いながら、着物に興味なくても楽しめ、着物を続けて着たくなるような、個性豊かなプログラムを創造。2012年3月現在で5回を数える。